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区分変更で要介護1に。遠距離介護の私が母から言われたこと

サービスが増えたことで出費が増えることを心配する母のイラスト

区分変更の結果を待っている1か月は、落ち着かないものだと思います。

母の結果は、要介護1でした。要支援1からの変更です。

デイサービスは週2回になり、訪問リハビリと訪問看護も入ることになりました。

ただ、久しぶりに帰省して母に会って、気づいたことがありました。

母は、あまり納得していなかったんです。

今回は、区分変更の結果が出たあとに起きたことと、私が見落としていたことについて書きます。

目次

結果は申請から約1か月で届いた

母は要支援1でしたが、体調が悪くなり、区分変更(介護度の判定をやり直してもらう申請)をお願いしていました。

結果が出たのは、申請から約1か月後。特に遅れることもなく、標準的な期間だったと思います。

正直なところ、要支援2あたりだろうと思っていたので、少し驚きました。

私は認定調査に立ち会えなかった代わりに、「申し伝えメモ」を作って母に伝えていました。

介護認定調査で家族が準備するメモ。立ち会えない娘が書いた12項目

あのメモが結果につながったのかは、正直分かりません。

ただ、遠距離でもできる限りのことはやったという気持ちで結果を待つことができました。

区分変更申請が認められ、これで母が安心して暮らせると喜ぶ著者のイラスト

要介護1になって変わったこと

要介護1と決まってから、サービスがさらに増えました。

訪問リハビリの回数が増え、月に1回訪問看護も入ることになりました。

週2回のデイサービスと手すりのレンタルは、これまでと同じです。

介護保険で使えるサービスの量は、介護度によって上限が決まっており、介護度が上がれば、使えるサービスも増えます

そして、使った分だけ、毎月の支払いも増えます

また、要支援から要介護になると、担当のケアマネジャー(介護の計画を立てて調整してくれる専門職)が替わる場合があります。

要支援のうちは地域包括支援センターが担当することが多く、要介護になると居宅介護支援事業所に移るためです。

母の場合は要支援のときから居宅介護支援事業所にお願いしていたので、担当は替わりませんでした。

母の介護サービスをまとめたイラスト

母が心配していたのは、出費が増えること

母は人見知りが激しく、人との交流を極力避けてきました。

だから、私がずっと心配していたのは、サービスを拒否することでした。

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ところが帰省してみると、デイサービスに行くことにも、家に人が来ることにも、思っていたより慣れているようでした。

それなのに、どこか浮かない顔をしている。

話しているうちに、それはお金の心配から来ていると分かりました。

毎月の支払いが増えることを、母はとても心配していました。

ケアマネに「いくらぐらいになりますか?」と聞いたそうですが、まだはっきりは分からないと言われたそうです。

その時は区分変更の結果待ちだったのでしかたがなかったと思います。

訪問リハビリや訪問看護の担当者にも「いくらぐらいになりますか?」と聞いたそうですが、よく分からなかったと。

実は、サービスの担当者は、はっきりした金額を答えられません。

私も会社から、お金のことを聞かれても答えないように言われています。

負担の割合は人によって違いますし、正確でない金額を伝えれば、あとで大きな混乱になるからです。

料金を尋ねる母と、答えに困る看護師のイラスト

「あなたが安心でしょ?」と言われた

話しているうちに、母がこんなことを言いました。

「看護師なんか来ても血圧測って、お変わりないですか?って聞くだけ。他に何かしてくれるわけじゃない。でも、何かあった時に電話したら対応してくれるっていうから。そうしたらあんたは安心なんでしょ?」

その言葉を聞いたとき、母の本当の気持ちが分かった気がしました。

「私は訪問看護は要らないと思っている。でも、娘が安心するなら続けるしかない。」

そう思っているんです。

要らないと感じているサービスに毎月お金を払う。

母が気にしていたお金の心配は、ここにつながっていました。

思い出したのは、はじめてのケアマネ面談のことです。

あのとき母はほとんど口を開かず、「難しいことはわからないけど、お任せしますって言っておけばいいね?」と言いました。

本人の気持ちが置いてきぼりになっているかもしれない、と私はあの記事に書きました。

ケアマネとの初回面談で伝えること8つ。遠距離介護の家族が準備したメモ

あのとき感じたことは、気のせいではなかった。

娘が遠くからわざわざ帰ってきて、一生懸命やってくれてるのに口を挟んではいけないと、黙って受け入れていたんです。

仕事でも「家族が心配するから」と聞いてきた

訪問介護の仕事をしていると、似た言葉をよく聞きます。

「息子が心配するから」

「娘に言われて、仕方なくね」

本人は必要だと思っていない。でも、家族が動いてくれた手前、断れない。

そういう受け入れ方をしている方は、決して少なくありません。

仕事では何度も聞いてきた言葉でした。

それなのに、母から言われるまで気づきませんでした。

手続きを進めて、サービスを増やして、母の生活が良くなるようにと動いていたつもりでした。

人見知りの母が、拒否をせずに続けてくれることばかり願っていました。

安心したかったのは、母ではなく私だったのかもしれません。

著者と母の想いを比較した図解

次の調査には立ち会おうと思う

今回の認定の有効期間は6か月でしたが、申請した日から数えるので、次の認定調査はもう数か月後にひかえています。 

前回、私は立ち会いませんでした。

仕事の都合がつかなかったこと、帰省したばかりで体力も交通費も厳しかったこと。

そして、母と少し距離を置きたかったこと。

あのときの判断を、今も間違っていたとは思っていません。

でも、次は立ち会おうと思っています。

母の状態をしっかり見たうえで、本人が言うように本当に要らないのか、見極めたいと思ったからです。

おわりに

母がサービスを嫌がるのは人見知りのせいだと、私はずっと思っていました。

でも、母の気持ちは

  • 介護度が上がったら、要らないサービスが追加された
  • 毎月の支払いが増えて心配
  • 必要ないけど、娘が安心するなら受け入れるしかない

というところにありました。

母の気持ちをどこまで尊重すべきなのかは分かりません。

母は要らないと思っていても、ケアマネが必要だと判断して加えたサービスだからです。

今日お伝えしたかったこと

・サービスを受け入れているように見えても納得しているとは限らない。家族を安心させるために仕方なく受け入れている場合もある。

・良かれと思ってしたことでも、本人の気持ちを確かめる。

・サービスが組み込まれているのはケアマネが必要だと判断したから。本人が要らないと感じていても、必要なサービスもある。

次回帰省したとき、ゆっくり話を聞いてみようと思っています。

でも、またイライラして感情的になってしまうかもしれません。

仕事のように冷静に話ができたらいいんですけどね😅

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この記事を書いた人

訪問介護14年目の介護福祉士。元サービス提供責任者。一人っ子として、片道10時間の距離で母を遠距離介護中。介護のために自分の人生をあきらめないための記録を書いています。

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