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親の介護でイライラする。でも、感情のコントロールは我慢じゃなかった

怒ってそっぽを向く母と、それをイライラしながら見つめる著者のイラスト

帰省前、「今回の介護帰省で一番不安なのは、感情のコントロール」だと書きました。

遠距離介護の帰省で何をやる?目的を3つに絞ったら楽になった

 親の介護でイライラする。言い方がきつくなる。

そんな自分に悩んでいる方は、少なくないと思います。

私もそうでした。

実は、帰省の最終日、母に言いたいことを言ってきました。

でも、それは我慢の限界で爆発したのとは少し違うんです。

今回は、母と正面からぶつかった日の記録です。

目次

 イライラの引き金は、お金の話だった

遠距離帰省の最終日のこと。

お金の話なので詳しくは書けないのですが、家計の管理がきちんとできていないことが分かったんです。

お金の問題は、一人っ子の私に、いつか必ず降りかかってきます。

母が管理できなくなれば、その先を背負うのは私です。これは放っておけない話でした。

指摘すると、返ってきたのはいつもの子供じみた言い訳でした。

「だって誰も教えてくれんかったから知らんもん」

「目が見えないんだからできなくても仕方ないやろ」

 ……突っ込みどころが多すぎて呆れました。

「誰かが教えてくれなかったらいつまでも放っておくの?」

「その頃は目、見えてたよね?」 

お金をどう管理するかの話のはずが、面倒なことから目をそらす母の姿勢そのものが許せなくなってきました。

この姿勢のままだと、母がほったらかしにしてきたことの後始末を、全部私が引き受けるはめになる。

だから今日、言うべきことをはっきり言って帰ろう。そう決めました。

絶対にこじれると分かっていましたが、本格的に介護が始まる前に、直して欲しい

ことをしっかり伝えておくべきだと思ったんです。

泣きわめく母

すると予想通り、いつもの感情爆発が始まりました。

この3日間、おとなしく身の回りのことをやってくれていた娘が急に歯向かってきたと思ったのでしょう。

母は泣いて怒り出しました。

「昔はそんなきついことを言う子じゃなかったのに!あんたの育て方を間違えた!」

子供の頃から、よく言われてきた言葉。

泣きわめく情けない姿も何度も見てきました。

以前はこの言葉に深く傷ついていました。

これまでの人生を丸ごと否定されたように聞こえるからです。

でも今は、その言葉に振り回されることはありません。

 「一生懸命助けようとしている娘に、その言い方はないでしょう。」

自分の考えを、ハッキリと伝えました。

母は興奮して話を聞ける状態じゃなかった。これもいつものこと。

以前の私なら、話を続けることを諦めていたと思います。

でも、もう争いを避けるために言うべきことを飲み込むのはやめよう

母が泣きながら言い返してきても、私はお金の管理について自分の意見を伝えました。

そうしているうちにバスの時間が近づき、後味の悪さを抱えたまま、私は実家を後にしました。

感情のコントロールは、我慢することじゃなかった

帰宅した次の日、父から電話がありました。

「あの時よく言ってくれた。自分には言えないことだから」と。

その通りで、一緒に暮らす父が言っていたら修羅場になっていたと思います。

何日も口も利かない、気まずい毎日になっていたでしょう。

母に真正面から話ができるのは、離れて暮らす娘である私だけ。

言ったことに後悔はありません。

訪問介護の仕事を14年していて思うことがあります。

訪問先で、

もう! それ、前にも言ったでしょう?

え? そうやったかな?

みたいなやり取りを、笑いながらできる家族は、関係がうまくいっていることが多い。

そこには、言いたいことが言い合える関係が、もうできあがっているんです。

もしその関係がまだなら、今からでも早いうちに築いた方がいいと思います。

親が少しずつ弱っていくと、その姿に、言いたいことを言うのが申し訳なくなってくるからです。

感情のコントロールは、我慢することだと思っていました。

でも今回気づいたのは、言うべきことを言える冷静な状態でいることそれも感情のコントロールのひとつだということです。

おわりに

今の気持ちは、とてもスッキリしています。

帰省前の不安やモヤモヤはありません。

これからも腹の立つことがたくさん起きるでしょう。

でも、我慢で感情を抑え込むことはもうないと思います。

正直、母がそう簡単に変わるとは思いません。

知り合いのケアマネさんにも「いや~、変わるのは難しいと思うよ~」と言われました。

分かっています😅

それでも、言うべきことは言い続けます。

我慢が限界に来ていると感じたら、まず「これだけは伝えたい」を一つだけ決めてみてください。

一度に全部言おうとすると、冷静でいられなくなるからです。

実は、この日に母へ伝えたのは、お金の話だけではありません。

もう一つ、これから介護を続けていくうえで、どうしても伝えておきたいことがありました。

その話は、次の記事で書きます😊

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この記事を書いた人

訪問介護14年目の介護福祉士。元サービス提供責任者。一人っ子として、片道10時間の距離で母を遠距離介護中。介護のために自分の人生をあきらめないための記録を書いています。

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