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遠距離介護の帰省で何をやる?目的を3つに絞ったら楽になった

一人っ子の、はじめての介護帰省。準備する筆者のイラスト

今夜バスに乗ります。

片道10時間。母のところへ向かう、はじめての一人っ子介護帰省です。

荷物はなんとかまとめました。

でも気持ちの準備は、正直あまりできていない気がしています。

不安というよりも、ぼんやりと重たいものが、胸のあたりにある感じ。

そこで「今回の帰省でやること」を整理してみました。

遠距離介護の帰省で何から手をつければいいか迷う方に向けて、私が目的を3つに絞るまでを書きます。

目次

今回の目的は3つだけ

帰省でやること3つを整理した図。状態確認・ケアマネ・土台づくり

あれもこれもやろうとすると、絶対にパンクします。

なので今回は、これだけできれば十分だと思うことにしています。

「母のペース」を守る

一つ、自分に言い聞かせていることがあります。

それは「母のペースに合わせる」こと。

母には持病や障害があって、こちらが急いだり、一気にいろんなことを進めようとすると、辛くなって心を閉じてしまうことがあります。

なので、母が辛そうになってきたら休む。

気持ちが戻らなかったら今回は諦めるのも仕方ありません。

不安な様子の母に寄り添う著者のイラスト

感情のコントロールをする

ここが、今回いちばんの不安です。

 たとえばの話なんですが、ケアマネさん(正式名称はケアマネージャー。介護の計画を立てて調整してくれる人)が来られて話をしているときに、母が「デイサービスに行きたくない」と言い張ったとします。

 介護のプロとしてなら、「どうして行きたくないんですか?」とやさしく聞いて、ちゃんと話に耳を傾けることができます。

でも相手が母だったら、同じことができる気がしないんです。

 感情が邪魔をして、冷静に聞けない。

「なんで行かないの」「行かなかったらお父さんが休めないでしょ!」とイライラして、つい口調が強くなってしまう。

そういう自分が、目に浮かんでしまう。

少なくとも、ケアマネさんの前では冷静に話すことを心がけようと思います。

頑固な母の様子に苦笑いするケアマネとイライラする著者のイラスト

帰省でやることを優先順位で整理した

今回かならずやること

1.母の願いを優先順位をつけて叶える

  • 今座っている椅子が壊れているので買い替え
  • 父では分からない肌着などの買い足し
  • 事務処理の対応(必要なら市役所や銀行・郵便局へ)
  • 欲しいものを聞いてちょっと遅れた母の日のプレゼントする

2.ケアマネさんとの関係構築

  • きちんと挨拶をし、信頼できるキーパーソン(介護の中心になる人)だと思ってもらう
  • 連絡手段の確認

3.危険個所のチェックと改善

父も腰痛や年相応の物忘れがあるので、できていないことをチェックして対応

できればやること(できなくてもOK)

1.書類の整理

  • 急ぎ以外は一旦目を通す程度に
  • 不要な書類の処分

2.介護帰省にかかるお金の話

正直にいうと、一番したい話です。

遠距離介護は交通費もかかるし、休んだ仕事の分の収入も失います。

避けては通れない問題だけど、メンタルが弱っている場合には辛い話になってしまう。

タイミングを見計らって話し合いたいと思っています。

帰省前にケアマネへ聞くことを整理した

 介護保険サービスを利用する場合、まずケアマネが決まり、その方とお話をして利用するものが決まったら、サービス担当者会議という会議が開かれます。

この会議はケアマネが主催します。訪問介護やデイサービス、福祉用具など、使うサービスの責任者が集まります。

そこで本人の意向を確認しながら、曜日や時間を決めていきます。 

(参考:厚生労働省「介護サービス情報公表システム|サービス利用までの流れ」) 

私は訪問介護の責任者としてこの会議に何度も参加したことがあります。

つい分かっているつもりになっていたので、 はじめてお会いするケアマネさんに聞くことと伝えることをまとめました。

障害者福祉と介護保険の共用

障害者のサービスと介護保険サービスとの共用は複雑です。

私は仕事で障害者福祉サービスを扱ったことがないので、しっかり確認するつもりです。

サービス利用状況

今はデイサービスだけ使っていますが、元々消極的な母は行きたくないんです。

父の負担が大きすぎるので説得して嫌々行ってるのが現状。

それをケアマネさんはどう見ているのか、率直に聞いてみます。

連絡手段

電話だけだとすれ違いで連絡が付かないこともよくあります。

メールやLINEでも連絡が取れるのか確認します。

どんな変化があれば帰省を考えるべきか、これから先に起きてくること、このあたりも確認しておくつもりです。

自分ができること

このように伝えたいと思っています。

遠くに住んでいるので、頻繁には来られません。でも、できることはしたいと思っています。何か変化があれば、教えてください」と。

あるケアマネさんから、

「ケアマネも人間。任せっきりの家族よりも『できることはしたいと思っている』と伝えてくれる家族の方がより協力したくなる。一方で、やると言ったのにやらなかったり、頻繁に様子を見に行くと言ったのに来ない家族にはちょっと不信感を抱いてしまう。」

というお話を聞いたことがあります。

最初の段階で「できないこと」「できることはしたい気持ちがあること」を伝えることは大切だと思います。

 親のエンディングノートを代わりに書き始めた

 すでに始めていますが、私が母本人のかわりにエンディングノートを作っています。

エンディングノートは「その人の歴史」と「残される人に伝えたいこと」が一目で分かるように作られています。

母が大切にしていること、伝えられるうちに伝えておきたいことを会話の流れの中で、「そういえばどうしたい?」と自然に聞いて、少しずつ埋めていけたらと思っています。

にこやかに語る母の話をエンディングノートに書き留める著者のイラスト

おわりに

滞在期間たった3日でどこまでできるだろう。

そんな不安に押しつぶされそうでしたが、まずは「今回やること」を3つだけ決める。

これだけでも気持ちが軽くなります。

そんなわけで、今夜のバスで行ってきます!

帰ってきたらまた書きます。

ケアマネさんとどんな話をしたのか、そして母とどんな時間を過ごしたのかなど。

どなたかの参考になればうれしいです😊

夜行バスで母のもとへ向かう筆者のイラスト
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この記事を書いた人

訪問介護14年目の介護福祉士。元サービス提供責任者。一人っ子として、片道10時間の距離で母を遠距離介護中。介護のために自分の人生をあきらめないための記録を書いています。

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